
#024 「怪談」について語る|水木しげるロードから学校の怪談まで、ハロウィン前の日本のお化け入門【手前のカルチャー】
オープニング・近況:『ディスクロージャー・デイ』と『オデュッセイア』
は) この番組は映画、音楽、アニメ、漫画など、カルチャーをもっと知りたいけどどこから触れればいいかわからないというような方へ向けて、カルチャーをもっと身近に感じるための入り口の手前までご案内していく番組です。私がCULATIVE編集室のはっしーこと橋本拓哉です。それと、
上) オープニングテイク2です、上水優輝です。よろしくお願いします。
は) 噛んじゃいましたね。はい、じゃあテイク2やっていきましょう。最近というか、前回だっけ、『ディスクロージャー・デイ』の話とか『オデュッセイア』の話とかしたけど、
上) うんうん。
は) 見てきましたと。
上) どうでした?
は) あのね、『ディスクロージャー』で思った、SFじゃなかったんですよね。開示される日って、宇宙人出てきて『E.T.』の延長線上みたいな話かなと思ったら、スタートから宇宙人がいるっていう前提なんですよね。
上) 地球に、この世界に。
は) 地球にというか、もうその情報を持ってる人がいて、
上) はいはいはい。
は) それを開示するために、その証拠を持って逃げるんですよ。
上) ほう。
は) で、政府は開示されたらやばいから、それを阻止するっていう。
上) うん。
は) ちょっと『ミッション:インポッシブル』みたいな、こっちっていう話でした。
上) 情報戦みたいな、そっちみたいな。
は) そうそう。なんかその物語のキーとなるものを奪い合うみたいな、そういう話でした。
上) なるほどね、そうなんだ。
は) そう。
上) 全然違いましたね、前回話してた感じと。
は) そう。
上) 『E.T.』の答え合わせ系かと思いましたけど。
は) そうそうそう。まあでもなんか、そのキリスト教とか宗教論的なとことも話を膨らませてやってるっていう感じでしたね。
上) うーん、なんでこのタイミングで撮ったんでしょうね。
は) なんかこう、いろいろインタビューとか見てたら、なんかな、その今の世界、世の中がこう、
上) はいはい。
は) ディープフェイクとか、そういう情報、
上) うん。
は) 踊らされてるみたいな、
上) うんうんうん。
は) ところと、この宇宙人が開示されたってなったら、そういう世界中の人が一つの方向を向くわけですよ。
上) はいはいはい。
は) マジかっていう。それによって平和がもたらされるみたいな。ネット上じゃなくて、現実でみんな一つになろうみたいな、多分メッセージが込められているのかなっていう風に自分は読み解きましたけど。
上) なるほどね。人類共通の課題というか、そういうものを見つけたら一つになれるんじゃないかみたいな。
は) そうそうそう。そういがみ合うこともなくなるんじゃないかみたいなっていう話でしたね。
上) なるほどね。
は) もう一個、『オデュッセイア』はね、もうすごかったですね。
上) IMAX。
は) 大阪、大阪IMAX GTレーザーまで行ってきましたよ、車で。
上) 福岡ですからね、橋本さんね。
は) そうなんです。1日かけて行って、でもその価値あり、
上) あ、本当。
は) な映像でしたね。すごかった、本当に。なんかね、言うて3000年前の話ですよ。
上) そうだね。
は) 『オデュッセイア』って。
上) そうだね。
は) なんかリアリティ、リアルがわからないわけじゃないですか。けど、なんか本当にこうだったんだろうなっていうリアルさを感じる。なんか本当にその場にいるような感じでしたね。すっご、
上) 行きたいのに。
は) ってなりましたね。
上) 行こうとしたら満席とかでできなかったんですよね、池袋を。
は) うーん、東京はまだ全然やってるんじゃないですか。
上) ちょっとね、しばらくはやってほしいですけどね。
は) なんか映画とか行きました?
上) 全然行けてないですね。
は) 全然行けてない。
近況:レディオヘッドのチケット抽選
上) 映画は行けてないんですけどね、レディオヘッドのチケットは取りました。
は) そのようで。自分は全部落ちました。
上) そんなことあるんだね。
は) 5日間申し込んで全部落ちです。
上) そんなことあるんだと思って。意外と1個だけ申し込んで、第一志望で取れたから、みんな取れたんじゃないかなぐらいのノリでいたけど、意外と取れないんだね。
は) 何曜ですか、何曜日?
上) 金曜だったかな、ちょっと覚えてない。金曜だった気がする。
は) 金曜、そうそう。なんで前日、前日で、しかも席もなんか第5希望ぐらいまで出せるじゃないですか。
上) うんうんうんうん。
は) で、第3希望ぐらいまで出してたんですけど、
上) うん。
は) 全部落ちました。
上) へぇー。
は) あらーと思って。まあまだね、
上) 厳しいんだね。
は) 第2次選考があってるんで、
上) さすがにね、1回ぐらい、
は) ちょっとなんとか、
上) 受かりたいですね。
は) そう。2次は絶対取ると思って、第4希望ぐらいまで出してるんですよ。
上) うん、はいはいはい。
は) 逆にこれ、なんか全部当たったりとかしたらどうしようかなって。
上) 確かにね。
は) 困る。
上) 第5希望まで書いてる人を優先したんじゃない?もしかして。真面目に書いたよ、全部あれ、1から5まで。
は) そう、なんか1から順番を。
上) うん。
は) どうなんでしょうね。当たればいいですけど。
上) ふふ。
は) まだまだ多分、その後も一般とかもあるでしょうから。
上) うんうんうん。
は) どっかではね、チケット取れると信じてます。
上) そうだね、日数も多いしね。
帰り道に寄った水木しげるロード
は) そんな感じでね、『オデュッセイア』に行ってきましたと。で、
上) はい。
は) せっかく大阪まで車で行ったんで、あの山陰っていうんですかね、鳥取、島根を通って福岡に帰ってきたんですよ。
上) 車で行ったんですね。
は) で、その、
上) はいはいはい。
は) そうですそうです。車で行って、鳥取、島根通って帰るっていう道で、その間ですね、鳥取に水木しげるロードっていう道がありまして、
上) はいはい。
は) ちょっとそこに行ってきたんですよ。しげる記念館、
上) はいはい。
は) みたいなとこにも行ってきて。まあそうですね、あの、思ってたより面白かったんで、ちょっと今回は妖怪というか怪談というか、水木しげるの話みたいなの、
上) はい。
は) しようかなと、ちょっと。
上) 妖怪というか、怪談というか、水木しげる。
は) ちょっとね、こう今までの、
上) はい。
は) なんか一つのテーマというよりかは、まあなんか、なんていうんですかね、
上) 感想?あぁ、はいはい。珍しいですね。はい。
は) 形式みたいな感じでいこうかなと。で、その水木しげるロードは、妖怪のブロンズ像が点々とあるんですよ。
上) ああ、そうなんだ。
は) 道自体は1キロないぐらいかな。
上) うん。
は) あって、両サイドにお土産屋さんとか、なんか飲食店とかが点在してて、
上) 観光地って感じなの?
は) 観光地ですね。ただ観光観光してない感じ。
上) うんうんうん。
は) お土産屋さん、そういうところにあるのって、どの店行っても同じようなものが売ってるイメージじゃないですか。
上) うんうんうん。
は) なんか水木しげるロードは、店舗ごとに取り扱ってる商品が全然違って、
上) ほう。
は) なんかTシャツでも、その店その店でデザインが違ったんですよ。
上) あ、へー、面白い。
は) 結構凝ってるなと思って。ブロンズ像も170体ぐらいあるらしくて、
上) へーへー。
は) 良かったですね。夜行ったらね、ライトアップされてるんですよね、妖怪が。雰囲気がいい。妖怪いろいろ見てて、記念館とかの話とか読んで、結局妖怪って怖いものじゃなくて、教訓とか、昔の人が不思議な現象に名前をつけたものが妖怪なんですよね。だから、なんかちょうどもうすぐハロウィンですしね、ちょっとこっちは日本のお化けの話をしようじゃないかと。
上) あー、なるほどね。妖怪のその、
は) っていう回です。
上) 何、その記念館は、妖怪とはみたいな話もしてくれてるわけ?その記念館で。
は) そう、あのね、そもそも水木しげるがなんで妖怪を描くようになったか、
上) うんうん。
は) あって、おばあちゃんが昔話とか、
上) うん。
は) 知恵袋じゃないけど、いろんな話をしていく中に妖怪がいろいろ出てきてたそうなんですよね。
上) はいはい。
は) そこから妖怪を描くようになったと。おばあちゃんの影響で。
上) ばあちゃんの影響で?うん。
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好きな妖怪:ぬりかべとぬらりひょん
は) ということでしたね。妖怪とか怪談とか日本にはいろいろありますけど、なんか子供って妖怪好きじゃないですか。
上) そうね、妖怪は確かに好きだった気がするよ。
は) 『ゲゲゲの鬼太郎』もちろん、
上) ちっちゃい頃。
は) 『妖怪ウォッチ』もあったし。
上) あぁ。
は) 俺ら世代ではないですけど。
上) 世代ではないけど。
は) 定期的に妖怪ブームってある気がする、子供にとって。
上) 妖怪って、やっぱこう、音がいいんじゃない?妖怪ってこう、
は) 妖怪。
上) 爽やかじゃん。爽快な感じするし、陽だしさ。
は) 妖怪、なるほどね。
上) うーん、ジトーってしてないじゃん。
は) 陽キャのような。
上) 音が。
は) でも昔の鬼太郎のエンディングとか怖くなかったですか?
上) あー、結構ドローっとしてたよね。
は) ドロッとしてる。なんか好きな妖怪とか怪談とかあります?
上) まあ好きな妖怪はね、あれ、なんだっけ、ぬりかべ。
は) ぬりかべ、なんかみんな好きですよね。すごい人気。
上) ぬりかべはなんか良くない?
は) ただの壁やしね。
上) そうそうそうそう。ぬりかべは好感持てるよ。
は) ぬりかべも、なんかもともとは、伝承されるぬりかべって、何もないところに急にぶち当たって、目に見えない壁がある、それはぬりかべだみたいな話なんですよ。
上) うん、見えないんだ。
は) そうそう。それに絵をつけたのが水木しげる、
上) んー。
は) だそうです。
上) こんにゃくにしか見えんよね。でかいこんにゃくみたいな。
は) でかいこんにゃく。ぬりかべもね、等身大なのかどうかもわからんけど、
上) ふふ。
は) オブジェというか、
上) おっきいの?
は) あって、大きいやつがあって、ぬりかべとツーショット撮ってきました。
上) へー、身長、ぬりかべは高いの?
は) でかかったです。
上) あー、やっぱデカいんだね。壁っていうぐらいの。
は) じゃないですかね。2、3メートルありましたね。
上) そっか。
は) ちなみに俺はぬらりひょんが好きなんですけど、
上) なんだっけ。
は) ぬらりひょんは、鬼太郎の中で出てくるやつは、
上) うん。
は) おじいちゃんみたいな、
上) ほう。
は) ハゲたおじいちゃんみたいなやつで、
上) ハゲたおじいちゃんみたいなやつだね。
は) 妖怪の中で、妖怪の中で一番、
上) あ、そう。
は) 偉い、総大将みたいなやつ。
上) あ、これがぬらりひょんなんだ。今ちょっと調べたけど。へー、これ好きなの?
は) ぬらりひょん好きですね。
上) なんで?
は) えっとですね、ぬらりひょんは勝手に家の中に上がってきて、
上) うん。
は) まるでその家の家主のように振る舞って去っていくっていう妖怪なんですけど、
上) 相当老害じゃん。
は) そうですね。なんか、何ですかね、名前の響きが好きですね、ぬらりひょん。
上) あはははははは。
は) なんかそんな、結構いかつい見た目してるじゃないですか。
上) うんうん。
は) これでなんか、ぬらりひょんっていう、
上) ひょんな感じじゃないもんね。
は) 名前がいいなって。
上) 全然。確かに。
江戸の怪談と小泉八雲
は) ちょっとね、怪談について調べてみたんですよ。で、えっとですね、書物として残ってるのは江戸時代だそうです。江戸時代にそういう怪談っていうのは娯楽の一つだったんですよね。夜に集まって百物語やったりとか、落語じゃないけど寄席でその怪談噺をするところがあったり。
上) はいはいはい。
は) あれですよね。伊藤潤二ですよね。伊藤潤二じゃない、
上) 稲川淳二。
は) 稲川淳二ですね。小泉八雲っていう人がいまして、その人が英語で『怪談』っていう本を出します。
上) 江戸時代に?
は) 江戸時代に、1904年って書いてあるね。
上) 明治。
は) 江戸時代ですかね、明治ですかね。その中に「耳なし芳一」とか「雪女」とかが書いてあって、それらが世界に出てったっていう感じらしいですね。小泉八雲、今年かな、朝ドラでやってましたね。
上) あ、そうなの。
は) 奥さんの話が朝ドラでやってたらしいですね。案外妖怪というか怪談で、まだやってるんだっていう感じですよね。
上) 怪談って結局なんかあるの?これが含まれると怪談っていう要素があるのか、それともちょっと不気味だなとか怖いなと思えば怪談になるの?
は) あのね、怖さとか怪しさとかを感じさせる物語を怪談っていうらしいです。
上) 別におばけ出なくてもいいし、あの、
は) うーん。
上) 超常現象とか起きなくてもいいんだ。
は) うーん、そうですね。怖い話イコール怪談みたいな感じですかね。
上) なるほど。
は) で、よくその怪談の中には妖怪が出てくると。
上) うんうん。
は) 妖怪って、
上) まあ都合がいいよね。そういう、人間じゃ説明つかんけど、おばけかって言われてもなんかちょっとなみたいな。なんかね、すごく変わってなるもんね。
は) 『妖怪ウォッチ』ですね。妖怪のせいかもね、そうかもねっていうのがありますね。江戸時代そういうのがあって、
上) うん。
水木しげると『ゲゲゲの鬼太郎』
は) 水木しげるは戦後ですね。戦中いるんですけど、
上) うん。
は) 1922年生まれで、戦争に行くんですよね。
上) うん。
は) 南国の島に送られて、
上) うん。
は) そこで攻撃されて左腕失うんですよね。なので右腕だけで絵を描いてきたと。でもその戦争の経験があるので、すごい達観した名言みたいなのがいっぱいありますね。
上) ほう、どんなんすか。
は) 楽に生きなさいみたいな。
上) はいはいはいはい。
は) 頑張るんじゃないみたいな。帰ってきてから紙芝居とか貸本とかで漫画を描き続けて、その中に『墓場鬼太郎』、『ゲゲゲの鬼太郎』の前のものとなるやつを貸本とかで出してって、そっから「ガロ」に引き抜かれて、「ガロ」で描くときに、「ガロ」は墓場だったかな、そのアニメ化のときかな、『ゲゲゲの鬼太郎』っていう、墓場っていうネーミングがあんまりスポンサーがよくな、よく思われなくて、『ゲゲゲの鬼太郎』に改題したっていう感じだそうですね。
上) あれは読みましたよ、『総員玉砕せよ!』。
は) あれも本当、体験談から、
上) ねえねえねえ。
は) 描いてるって感じですね。
上) 戦争にね、行ってみたいな。
は) で、えっとね、水木しげる以降もね、怪談描く人、怪談というか妖怪というか描く人いろいろいて、京極夏彦とかそうですね。
上) あ、そうなんだ。
は) 京極夏彦は水木しげるのほぼ弟子みたいな感じで、すごい慕ってたらしくて、なぜか水木しげるロードに京極夏彦コーナーが一つありました。
上) それぐらい近しい人ってことか。
は) その水木しげるロードは、鬼太郎以外にも河童とか、『河童の三平』、
上) 誰ですか。
は) 『河童の三平』っていう漫画があるんですけど、アニメかな。それとか『悪魔くん』、
上) 『悪魔くん』ってなんだっけ。
は) 目がいっぱいあるやつが、
上) 『悪魔くん』ってなんか、
は) 出てきたりするやつ。
上) まあそりゃいそうだよね。知ってるのか知らないのか分からん。『悪魔くん』って聞いて、ちょっと待って、『悪魔くん』……。
口裂け女は半年で全国へ
は) ちょっと世代が上になるのかな、『悪魔くん』。そういうのがあると。で、昭和後期とか平成になってくると、妖怪というか怪談になってくるんですよね。それが都市伝説になるのかな、口裂け女とか、
上) はいはい。
は) トイレの花子さんとか。
上) あー、はいはい。
は) なんかそういう話が流行すると。
上) 流行ってたね。それこそ世代ですよね。小学生の時流行ってましたね。
は) そんぐらいですよね。口裂け女って、出所というか出生がもう分かってて、
上) はぁ。
は) 1978年の12月、岐阜県らしいんですよ。
上) はいはいはい。何?
は) そこに地元の新聞が口裂け女というのを書いたのがスタートとされてるらしいですね。
上) 新聞に書いたの?やばくない?なんで?いたの?口が裂けた人が。
は) いたんですかね。そこが発祥と言われてますね。
上) はぁー。
は) ちなみにそっから、ネットもSNSもない時代ですよ。全国の子供が恐怖のどん底になるわけですけど、
上) はいはい。
は) どんぐらいで日本中に広まったと思います?
上) 岐阜新聞に出てから?1ヶ月?
は) 半年ぐらい。
上) ああ。
は) もうちょっとかかる。
上) そりゃそうだよね、岐阜新聞からだもんね。
は) 岐阜新聞から半年ぐらいで日本中に影響を及ぼすようになって、普通に集団下校になったりとか。
上) あ、そういう影響?
は) そうそうそうそう。
上) やば。
は) パトカーとかも出たりとか。
上) 口裂け女が出るぞって。
は) 出るぞって。なんかすごかったらしいですね。
上) そう。
『学校の怪談』とテケテケ
は) でも我々が世代というか、馴染み深いのは、トイレの花子さんとか人体模型とか、
上) うんうん。
は) 学校の怪談ですよね。が、90年代とかですかね、これね。学校の怪談もね、もともと中学校の先生だった人が、教え子というか生徒から聞いた怖い話を『学校の怪談』っていう書籍出したのが、
上) へー。
は) スタートっぽいですね、ブームの。
上) 本当に学校の怪談だったんだ。
は) 映画とか見ました?『学校の怪談』。
上) どれだっけ。
は) なんか前田亜季とか出てるやつ。
上) テケテケが出るやつ。
は) ピンクのテケテケが出るやつ。
上) あー、見た見た。怖いよ、あれ。
は) あれね。
上) クモのやつでしょ。
は) 今見たらね、
上) 用務員の先生の。
は) そうそうそう。
上) 怖いよ、あれ。未だに覚えてるよ。
は) 俺あれ大好きで。
上) 何が。
は) 去年30周年かなんかで、
上) なんで。
は) ブルーレイ化されたんですよ。ちょっと買おう、買いたいなと思ってますね。『学校の怪談』ね、今見たらすごい泣けるというか、なんか小学生の一夏の冒険みたいな感じが、すごいジュブナイルもので、こう胸をくすぐる感じですよね。
上) 全然わかんない。怖かったよ、当時。
は) 怖かったですか?じゃあその頃からホラー苦手なんですね。
上) ホラーダメでしたね。まだね、苦手かどうかもわかってないくらいの年齢だったと思う。だから見たんですよ。怖え。テケテケは妖怪?
は) 『学校の怪談』に出てくるのは妖怪ですよね。テケテケは妖怪じゃないですかね。
上) テケテケはあいつ何なの?
は) 現代の、元々は電車で轢かれた女の子。
上) あ、そう。
は) 下半身がなくて、上半身だけで襲ってくるみたいな話ですけど、なんかそれをピンクのよくわからんおばけみたいな感じにしたのが『学校の怪談』の映画ですね。
上) そうなんだ。もともともうちょっと怖いんだ。
は) あれはあれはオリジナルですね。あの、『ポンキッキーズ』でもやってましたよね。
上) 学校の怪談?
は) トイレの花子さん。
上) ああ、やってたと思う。
は) トイレの花子さんだっけな。
上) あれどういう風にやってたっけ。
は) 5分、10分のアニメでやってましたよね。
上) 怖いやつ?
は) 怖いやつ、怖いやつというか、
上) やってたのかな。
は) 花子さんが助けてくれるやつですね。とか、『ぬ〜べ〜』もその頃あったし。
上) 『ぬ〜べ〜』も僕ね、見れなかったんですよ。
は) 怖いですよね、あれ。その後『妖怪ウォッチ』とかになって、今って感じですかね。
上) 『妖怪ウォッチ』見ました?
は) いや、見てはないですね。
上) あれどういう感じなんだろうね。
は) ジバニャン。
上) そう、ジバニャンはわかるけどさ、さすがにジバニャンしかわからん、逆に言うと。
は) ジバニャンしか分からない。なんか戦う系なんですかね。
上) どういう話かもわからんし。
は) でもビジュアルしか知らんけど、あのお化けみたいなやつおるじゃないですか。
上) うん、おるおる。
は) 唇がぷっくりしてる、
上) うん。
は) おばけみたいなやつ。あれも妖怪じゃないですよね。
上) おばけだよね。
は) おばけですよね。
上) うん。
は) でも『妖怪ウォッチ』、
上) ポケモンと『ゲゲゲの鬼太郎』を足して割ったみたいな勝手な印象でしたけど、見てないから何も言えないんですけどね。
ホラー映画とお笑いは紙一重
は) 多分『学校の怪談』とか『ぬ〜べ〜』とかが好きだったんで、今の自分が形成されたってのもあると思うんですけど、あの、ホラー映画すごい好きなんですよ。
上) どこが魅力なんですか?
は) とか、好きな、なんかよく言われるのは、ホラーとお笑いは紙一重というか、表裏一体みたいな言われるじゃないですか。なんかこう、ここでこうしたらもっと怖いだろうなっていうお決まりのパターンが、ホラー、ホラー映画って絶対あるんですよ。一回振り返って何もいなくて、もう一回こう振り返ったら何かいるとかが。けど、そういうのを、なんていうかな、その定番を見るのも、ベタやなぁで面白いし、
上) やっぱおるやんみたいなやつ。
は) で、その、おるやんみたいな、そうそう。で、そこを外して、
上) はいはいはい。
は) もっと怖いようにしてきたら、すごいなぁというので面白いですね。
上) 確かに。結構好きじゃないと、その分析的には見れないよね。分析しちゃってるもんね、その怖さを。
は) 分析しちゃってるね。
上) M-1みたいな感じで多分いけるってことでしょ。だからホラーの点数つけるってことでしょ。
は) そうね、そうそうそうそう。
上) あそこのこれはすごく技巧が凝らされてましたね、みたいな。
は) そうそうそうそう。なんか結構、
上) ホラーのやったらH-1グランプリ。
は) ホラーワングランプリ。
上) そうそうそう。主催したら、ホラー映画を集めて、審査員で点数つけてさ。
は) 集めて審査します。
上) うん。
サメ映画は一つのジャンル
は) ホラー映画も、ホラーじゃないけどサメ映画とか、
上) はい。
は) 一個ジャンルが確立されてるやつあるじゃないですか。ゾンビ映画とか。
上) サメって一つのジャンルなんでしょ。
は) なんか、
上) 意味が分からんのよ。
は) サメは一つのジャンルですね。それ、なんか前回の話とも繋がるけど、『ジョーズ』。多分サメ映画が一つのジャンルになったら『ジョーズ』の影響だと思うんですよね。で、比較的低予算で素人でも作れるっていう風に今なっちゃってるんですよ。
上) はいはい。
は) サメ映画って。
上) うーん。
は) 『ジョーズ』はその、低予算つってもスピルバーグの低予算だけど、手法を真似てみたりとかで、素人でも撮りやすいものになってしまったので、その素人感で、
上) なるほどね。
は) みんな楽しんでるっていうところがあると思いますね。サメね、サメ映画もね、一種のホラーですからね。
上) まあまあ怖いよね。
ネット発の都市伝説と、日本のホラーのいま
は) 怖いものは、最近はですね、平成、令和になって、いわゆるホラーとか怪談っていうところから都市伝説になってくるんですよ。きさらぎ駅とか、こないだあってた『バックルームズ』も同じですけど、ネット上で拡散されたというか有名になった都市伝説、怖い話とかが映画化されたり、本になったりとかいう流れが多いですね、今は。
上) へぇー。あ、そうなんだ。
は) でもそう考えたら、江戸から今までずっと人間ってホラーが好きなんですよ。
上) なんで?僕は生まれてから今まで嫌いですけどね。
は) やっぱそういうね、そういう不思議な話に人は引き込まれるんですかね。
上) あぁー、妖怪だからちょっとわかんないな、やっぱ自分は。
は) 自分が妖怪だから。
上) 妖怪としたらちょっとわかんないですね。そのレベル?
は) 結構そうだな。映画見ようってなったら、まずホラーから探しちゃうところはあるもんな。そのレベルですよ。
上) すご。
は) ただ、今の日本のホラーってすっごい微妙なんですよね。
上) 最近日本でホラーとかやってんの?あんまり印象ないけどね。
は) やってますよ。
上) あ、そう。
は) 最近だったら『近畿地方のある場所について』とか、なんかありますね。『ドールハウス』とか。
上) 日本のやつなんですか。
は) 常にありますね、やっぱりホラーって。
上) うーん。
は) しかも年に2、3本、結構本気度が高いホラーみたいなのはあるんですよ。
上) あ、そう。やっぱ情報遮断してるからだろうね。
は) でも、それでもそれでもやっぱ海外のホラーには負けるんですよね、日本のホラーって。でも一時期、日本の和製ホラーって世界の頂点だった時期あるんですよ。貞子とか呪怨とか、『リング』、『呪怨』ですね。本当に怖いホラーを撮ってたのに、なんで今こうなってしまったんだろうという、俺は嘆いてるんですけど。
上) なんでそうなってしまったの?
は) 個人的には、やっぱ怖すぎると苦情が来るんですよね。
上) そう。
は) 子供の声がうるさいと一緒で、この映画は怖すぎるっていう。
上) ホラー映画なのに怖いってクレームくるのやばいね。
は) ちょっとマイルド、ちょっとマイルドになってるし。
上) うん。
は) なんなら、あの『犬鳴村』っていう映画あったんですけど、
上) うんうん。
は) 犬鳴峠を元にした映画ですね。
上) うんうん。
は) それの怖くないバージョンがあるんですよ。あの、オリジナルの『犬鳴村』と、怖くないバージョンの『犬鳴村』があるんですよね。
上) うん。
は) まず、ホラー映画の怖くないバージョンっていうのの意味がよくわからんけど、
上) どういうこと?昼間?何?
は) そういう風にするぐらい、あんまり本当に怖いホラーっていうのが求められてないんかな。
上) あー。
は) 売れないんかな、作っても。
上) じゃあなんか、やっぱインディーズで頑張ってほしいですね。本当にそのクレームとか知るかぐらいの尖り散らかした人が、
は) いや本当。
上) 撮ってほしいですね、怖いホラーを。
は) 撮ってほしいですね。
上) あるんじゃない?インディー映画とかだったら。
は) いや、あのね、ありますね。それこそこの間、この間って言っても半年くらい前ですけど、あの、その監督のなんかトークみたいなとこに行ったんですよ。
上) うん。
は) えっとね、『みなに幸あれ』っていう作品ですね。
上) うん、ホラーっぽくないね。
は) これ監督福岡出身だと思うんですけど、これとかは低予算インディーズだけど怖かったですね。
上) へぇー。
は) 怖いというか、いいアイデアだなっていう感じでしたね。
上) なるほど。
は) 最近のホラーはメッセージ性、インディーズとか海外のやつとかのホラーは、メッセージ性を含ませることが多いですね、ホラー映画っていう。現代の社会問題とかにいかにこう、
上) はいはいはい。
は) 風刺利かせるかみたいな。
上) そうだね。
は) のが多いなっていう。A24とか本当そういうのばっかですけど。っていうね、まさか江戸の怪談噺からA24まで行くとは思いませんでしたけど。
エンディング:ぬりかべになりたい
上) 江戸から現代まで。
は) 江戸から現代まで、人々はこういう怖い話をずっと楽しんできたっていうまとめですかね。
上) 僕としては、妖怪の方が人間よりも親近感が湧くなってことに気づきました。ホラーを楽しみに思ったことはないですね。
は) ぬりかべになりたいみたいな。
上) ぬりかべになりたい。
は) 妖怪の世界に行きたい。
上) はい。
は) そんな感じでいいですかね。はい、この番組の文字起こしや関連記事はculative.comで掲載されてますので、そちらもぜひご覧ください。妖怪回でした。それではまた、さよなら。
上) さよなら。




