
水木しげるロード|妖怪のブロンズ像は、夜に歩くと面白い
日が暮れてから、通りは妖怪たちのものになる。
名称 | 水木しげるロード/水木しげる記念館 |
|---|---|
場所 | 鳥取県境港市 |
回り方 | 記念館は日中に、ロードは日没後に歩く |
料金 | ロードの散策は無料。記念館は一般1,000円・中高生500円・小学生300円 |
記念館の開館時間 | 9:30〜17:00(最終入館16:30) |
公式サイト |
- JR境港駅から水木しげる記念館まで、約800mの通りに170体を超える妖怪のブロンズ像が並ぶ
- 日没後はブロンズ像がライトアップされ、路面には妖怪の影絵が映し出される。歩くなら夜がいい
- 2024年に建て替えた水木しげる記念館では、戦争体験から『月刊漫画ガロ』の時代まで、水木しげるの生涯を原画とともにたどれる
妖怪のブロンズ像が並ぶ、約800mの通り

水木しげるロードは、JR境港駅から水木しげる記念館まで続く約800mの通りだ。境港は水木しげるが少年時代を過ごした町で、通り沿いには鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男をはじめとする妖怪のブロンズ像が170体以上並んでいる。
歩くほどに次の妖怪が見つかるので、通り全体がひとつの展示のように感じられる。ゲゲゲの鬼太郎の妖怪だけでなく、『河童の三平』など、水木しげるの他の作品のキャラクターも所々に混じっている。

日没後は、ライトアップと路面の影絵が始まる
この通りは、夜に歩くと表情が変わる。日没後はブロンズ像がライトアップされ、暗い通りに妖怪の姿が浮かび上がる。

もうひとつの仕掛けが、路面に映し出される妖怪の影絵だ。足元に丸い光が落ち、その中に鬼太郎たちのシルエットが浮かぶ。通りのところどころにあり、見つけるたびに足が止まる。


通りの一角には妖怪神社もある。一反もめんをかたどった鳥居の横で、御影石の目玉おやじが水の力でゆっくり回っている。


駅前の広場まで戻ると、街灯までが目玉おやじになっている。昼間は記念撮影の通りでも、夜は妖怪の町を歩いている気分になれる。


水木しげる記念館で、作者の生涯をたどる

通りの終点にある水木しげる記念館は、約1年の建て替え工事を経て、2024年4月にリニューアルオープンした。建物も展示もまだ新しく、館内はきれいに整っている。
展示は水木しげるの生涯を順にたどる構成だ。境港で過ごした少年時代に始まり、戦争で左腕を失った体験、紙芝居や貸本漫画を経て漫画家として立つまでが、資料と映像で紹介されている。

妖怪の作者として知られる水木しげるの、それ以前の人生の重さに触れられるのが、この記念館の価値だ。鬼太郎の楽しさだけを期待して入ると、戦争の章で印象が変わる。
『月刊漫画ガロ』で描いていた時期も、展示のひとつの章になっている。貸本漫画の衰退で発表の場を失った作家たちを受け止めたのがガロで、水木しげるもそのひとりだった。

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館内には原画も展示されている。企画展示室では、旧記念館では展示できなかった原画を、期間ごとに入れ替えて見せている。印刷では消えてしまうペンの線の細かさは、原画の前でしか分からない。

店ごとに品ぞろえが違うお土産屋

水木しげるロードには、お土産屋が数多く並んでいる。おもしろいのは、店ごとに扱っている商品のラインナップが違うことだ。鬼太郎のグッズが中心の店もあれば、妖怪全般を扱う店もある。同じものが並ぶ土産物街とは違い、どの店に入っても発見がある。

山陰を旅するなら、出雲・松江とあわせて
水木しげるの作品が好きな人には、まず薦めたい場所だ。記念館の展示と通りの像は、鬼太郎を知っていればいるほど楽しめる。
境港は鳥取県の西の端にあり、鳥取砂丘からは距離がある。むしろ島根県の松江や出雲のほうが近いので、出雲大社などとあわせて山陰を回るときに組み込みやすい。日中に記念館を見て、日が暮れてからロードを歩く。この順番で回るのがいい。
実用メモ
- 回り方:日中に水木しげる記念館 → 日没後に水木しげるロードを歩く
- 料金:ロードの散策は無料。記念館は一般1,000円・中高生500円・小学生300円(前売券は各100円引き)
- 記念館:9:30〜17:00(最終入館16:30)。年中無休
- 夜の見どころ:日没後のブロンズ像のライトアップと、路面の妖怪影絵
- 駐車場:ロード専用の駐車場はない。周辺の駐車場を使う
- 位置関係:鳥取砂丘より、松江・出雲からのほうが近い
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