CIRCLE '25 現地レポート|フェリーで向かう、毎年の春の儀式

CIRCLE '25 現地レポート|フェリーで向かう、毎年の春の儀式

2025年5月17日、福岡・海の中道海浜公園 野外劇場。

博多港からフェリーに乗り、海の中道へ向かう。この移動自体が、CIRCLEの始まりだ。毎年この船に乗ると、「今年もCIRCLEの季節が来た」と感じる。そういうフェスに、CIRCLEはなっている。

CIRCLEというフェスについて

CIRCLEは福岡・海の中道海浜公園 野外劇場で毎年5月に開催される野外音楽フェスだ。2025年で12回目を迎える。

毎年、「circleっぽい」と呼ばれるラインナップで構成され、ピクニック感覚で楽しめる空間づくりが特徴だ。広い芝生の上でのんびりしながら音楽を聴く、そういうフェスとして福岡に定着している。

今年のDay1ラインナップはAnswer to Remember、LAUSBUB、STUTS、White Shoes & The Couples Company、サニーデイ・サービス、U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS、Original Love、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、フィッシュマンズの9組。ヘッドライナーのフィッシュマンズは27年ぶりの福岡公演となり、「宇宙 日本 海中」と題した90分の特別セットが組まれていた。

フェリーから始まる一日

博多港を9:30頃に出発し、会場到着は10:00頃。

海の中道へはフェリーで向かうルートが毎年のルーティンになっている。船に乗るだけで小旅行の気分になれるし、「さあ行くぞ」という気持ちの切り替えにもなる。

会場に入ると広い芝生が広がっていて、ピクニックとフェスが混在したような空間だ。出店も充実しており、飲食には困らない。

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今年もこのゲートだ

午前・昼のアクト

最初に観たのはAnswer to Remember。続いてLAUSBUB、STUTSと早い時間帯からアクトが続く。

STUTSは初めて生で観たが、腰が低くて親しみやすい印象だった。音楽的な技量はもちろん、その人柄がステージ越しに伝わってくる感じがした。ゲストでは鎮座DOPENESSも登場。

出店で昼食を挟みつつ、会場をのんびり歩く。芝生でぼんやりする時間もCIRCLEの楽しみの一部だ。

夕方のアクト

サニーデイ・サービス、U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS、Original Love、向井秀徳アコースティック&エレクトリックと続く。

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSはさすがのライブ感があった。それぞれが際立った個性を持つアーティストが組み合わさることで、独特のグルーヴが生まれていた。

向井秀徳のアコースティック&エレクトリックも安定した存在感だった。毎年CIRCLEに出演している印象があるが、それが「毎年のCIRCLE」らしさを作る一因でもある。

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この規模感がcircleの魅力の一つ

フィッシュマンズ「宇宙 日本 海中」

この日のハイライトはやはりフィッシュマンズだった。

フィッシュマンズは1999年にボーカル・ギターの佐藤伸治が急逝して以降、活動を休止。2005年に再始動し、東京スカパラダイスオーケストラのドラマーでもある茂木欣一を中心に、ゲストボーカルを迎えながら断続的にライブ活動を続けてきた。今回の福岡公演は27年ぶりとなる。

ボーカルがいない状態でどうバンドを続けていくのか。その問いに対して、茂木欣一がドラムを叩きながら歌うスタイルで答えを出している。そこにゲストボーカルを加えることで、フィッシュマンズの音楽は佐藤伸治なき後も更新され続けている。

この日のゲストボーカルは君島大空と、Original Love・田島貴男だった。ナイトクルージングは君島大空と田島貴男の2人で歌われた。

1. Weather Report
2. いかれたBaby
3. BABY BLUE(君島大空 弾き語り)
4. なんてったの(君島大空)
5. 感謝(驚)(君島大空)
6. 頼りない天使
7. MELODY(田島貴男)
8. LONG SEASON
9. ナイトクルージング(君島大空、田島貴男)

フィッシュマンズは今、海外からの評価も高い。90年代日本のロックを語る上で外せないバンドが、2025年の福岡の野外で鳴っていた。

伝説のバンドを生で観られた、それだけで十分だった。

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そこにフィッシュマンズがいた

毎年続いてほしいフェス

CIRCLEは毎年、「いつものメンツ+今年ならではのメンツ」という構成で積み重なっていく。

フィッシュマンズのような特別なアクトが加わる年もあれば、ゆったりした日常の延長として楽しむ年もある。その安定感と変化のバランスが、毎年足を運び続ける理由になっている。福岡のフェスとして、今後も続いてほしい。

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