
#018「フジロック2026」について語る|前乗りから最終日までの現地記録【手前のカルチャー】
オープニング・近況
は) 乾杯。
上) 乾杯。
は) この番組は映画・音楽・アニメ・漫画など、「カルチャーをもっと知りたいけど、どこから触れればいいか分からない」というような方へ向けて、カルチャーをもっと身近に感じるためのご案内していく番組です。私がCULATIVE編集室の、はっしーこと橋本拓哉です。それと、
上) せっかく福岡にいるのにオンライン収録、上水優輝です。よろしくお願いします。
は) 福岡でオンライン収録です。
上) 福岡同士でね、糸島のなんか海とかで対面収録でもよかったはずなのに。
は) なるほど、そんなこともできたんですね。
上) うん、よくない?それ、浜辺でさ。
は) いいね、浜辺でね。
上) 飲みながらみたいな。それやりたかったね。
は) 確かに、今思えば。
上) また来年。
は) はい。というわけでですね、行ってきましたよ、フジロックに。
上) なんと、素晴らしいじゃないですか。
は) もうね、楽しかったですね。
上) この番組でもね、取り上げましたけども、行ってきたんですね。
は) はい。というわけで今回、フジロックの感想会ということで。
上) ぜひぜひ。何にも……
は) 進めて。
上) 何にも触れてないんで、フジロックに、今年僕は。
は) なんかこう、SNS見たりとか、そういうのもなかったですか。流れてきたりとか。
上) うーん、なんかポツポツ、フジロックの感想とか言ってる人がいたかなぐらいの感じで。でも、そんながっつりじゃなかったですね。
人出も雨も例年通り、ただし装備は変わった
は) えーとですね、まあ今年もですね、全体的な感想としてですね、人の多さは結構例年通りかなっていう感じですね。
上) 多いんですよ、その。
は) 3日間で12万人とかだったかな。1日3、4万人で。そうそう、今年結構ソールドアウト早めだったんですよね。土曜日、その藤井風とかXGとか出る日はもう本当早めにソールドアウトして、もっと混むかなと思ったんですけど、そうですね、特別多いって感じではなく、いつも通り人多いって感じですかね。相変わらずトイレは激混みだし、喫煙所は少ないしっていう感じで。ただ去年、メインステージの後ろに人の通り道、動線があるんですけど、あんまり整備されてなかったんで大渋滞が起きてたんですよ。山下達郎の時に身動きが取れないような感じになってたんですけど、なんか今年はこっちに右側通行でお願いしますみたいな感じで、あの紐でこう貼ってあったんで。
上) 二車線になってたんだね。
は) なんかそれ、そうそう、それが機能してたのか、案外動けるなって感じでしたね。
上) 人が流れた、ちゃんと。
は) 人が、うん。であとは毎年なんですけど、雨が降るんですよね、フジロックって、必ず。
上) なんで。
は) もう山だからでしょうね。必ずどっかで雨は降る。
上) ああ、しょうがないのか。
は) うん。ただここ最近は結構天気良さげ、良さめって感じで、ずっと暑いフジロックだったんで、暑さ対策をめっちゃしてたんですけど。
上) 実際どんぐらいなんですか、気温は。
は) 基本はね、日中30度いくかいかんかぐらい。
上) あ、いくんだ。
は) 29度とか30度とか。
上) あー、暑いね。
は) 今年はなんか25度とかで、すごい過ごしやすい。けど、ずっと小雨が降ってるっていう感じでしたね。
上) どっちもどっちだね。
は) 久しぶりにもう丸1日雨の日とかもあって、本降りした後小雨になって、曇りになって、また小雨降ってみたいなのずっと繰り返す感じだったんですけど。逆にね、ちゃんと雨対策をしてたので、暑さ対策がいらなくなった分、涼しくて過ごしやすいっていう感じでしたね。
上) あ、そうですか。雨対策ってでもさ、対策したとて濡れるわけじゃないですか。
は) もうね、性能のいい上下のレインウェアって感じですかね。
上) あー、なるほど。
は) 不快にならない上下ウェアさえあれば、過ごしやすいっていう感じでしたね。
上) なるほど。
は) あとは毎年、いかに荷物を減らすかっていうところに焦点を当ててるんですけど、雨さえ降ればほぼ手ぶらでいけるんですよ。
上) どういうこと?
は) 晴れてたら逆に、タオルだ、熱中症対策だ、ペットボトルだとか、雨具も持ってかないといけないみたいな。
上) 降った時のために、ふんふん。
は) で、靴もどうしようみたいな悩みがいっぱい増えるんですけど、もう雨って分かってたら、レインウェアさえ着れば、あと携帯と財布ぐらいでなんとかなる。
上) そんなことはないやろ。3日間でもいけんの?1日だったらそれでいいけどさ。
は) 1日だったらそれでいい。でもそれでも、3日目がそんな感じだったんですけど、携帯で、財布も持たんで、ポケットに何千円か入れてみたいな。手ぶらのフジロック最高だなってなりました。
上) あー、いいよね。あるとないのじゃ全然気楽さが違うよね。
政治的なメッセージが目立った年
は) あとは全体的に、なんか結構、政治的発言の多い年だったんですよ、今年は。
上) ああ、そうなんだ。
は) そうでしたね。戦争反対的なメッセージを言うアーティストも比較的多い。
上) MCで言うの、それを。
は) MCで言ってましたね。言ってたので、そのあたりで結構SNSでも意見が割れてるっていう感じですかね。
上) 政治的発言をアーティストがするのは昔からある論争ですよね。政治を持ち込むなみたいな。
は) ただそもそも、今年出たKNEECAPっていう、アイルランドのヒップホップかな、がいるんですけど、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン的な政治的発言をするバンド、というかユニットなんですよ。なんかそういうのが多かったっていう感じですかね。
上) あー、なるほどね。特別この日に言ったというよりは、もともと言ってる人たちがよく出てたみたいな。
は) ヘッドライナーのMASSIVE ATTACKに至っては、後ろの映像でずっとメッセージを映し出してて。それが結構、何ですかね、もろ死体が映ってたりとか。
上) うーん。
は) なんか衝撃的な内容のライブもあったりとかっていう感じでしたかね。
ビッグネームが急に出てくる、当日サプライズ
は) あと、サプライズが多かったですね。
上) 何、サプライズ。
は) 今年サプライズ、その事前のラインナップに乗ってない人が急にライブするみたいな。でもうほんとちっちゃい、30人、もっと入るか、100人入らんぐらいのちょっとクラブみたいなところで、THE BLUE HERB、北海道のが急にその日にライブしますって出てきたりとか。坂本慎太郎がね、当日シークレットで出たんですよ。当日発表されて。
上) 前回でしたっけ、最近配信したんですよね。
は) 前回、前々回ぐらいにあったやつ。
上) 突然。
は) 突然。
上) 見たんですか。
は) 見れなかったですね。
上) ああ。
は) 人が多すぎて。ちっちゃい場所、テントみたいなところだったんで、外音だけ聞きました。全体的にはそんな感じかな。
上) そういうのも聞くと、やっぱなおのこと、いろんなアーティストを知ってて行くと、シークレットとかサプライズみたいなのも、あの人がここで。
は) ここでみたいな。
上) みたいなのがあるわけじゃないですか。なるやつじゃないの。
は) まあね。
上) なんか、めっちゃ人おるやんみたいな。
は) そうでしょうね。
上) やっぱり事前に勉強していくと、より楽しめる。
は) そうですね。やっぱ音楽詳しい人ほど楽しいかもっていう感じですかね。今年初参加の人、多かったんじゃないかなっていう感じですよね。
「藤井風地蔵」は発生しなかった
上) 藤井風効果ですか。
は) 藤井風効果。藤井風地蔵が心配されてたんですよ。
上) 藤井風地蔵っていう言葉はSNSで見たけど、あれは何なんですか。
は) 要するに、藤井風の出番の前のアーティストから最前列を陣取って、全く乗らない人たちみたいな。
上) あー、はいはいはいはい、藤井風地蔵。
は) 懸念されてた。
上) 藤井風地蔵って言うんだ、それを。
は) これね、発祥というか、おそらくこれがスタートだろうと思われるのが、昔サマソニでですね、海外のアーティストが来るときの、その前がミスチルだったんですよ。スマパンが前だったんですよ、ミスチルの。ミスチル地蔵っていうのができて。
上) スマパンで最前列でしらーっとしてる人たちがいっぱいいたみたいな。
は) そうそうそう。
上) えー。
は) それでスマパンが結構怒ってたっていう。なんだこれは。
上) 地蔵ばっかじゃねえか。
は) そういうのばっかりじゃねえかって。
上) つって。地蔵フェスなんだよって。
は) そういうのがあって、結構懸念されてたんですけど、藤井風の前がBasement Jaxxっていうユニットだったんですよね。
上) うん、はいはい。
は) それがね、個人的には今年ベストアクトの一つっていう感じで。
上) えー、そんなこと全然わかんない。何、そのバンドかユニットかわかんないけど。
は) えっとね、イギリスかな。ハウスはハウスなんですよ。けど結構ファンキーめな、お祭りハウスっていう感じで、ロックの色もありつつ。なんか音源じゃ絶対伝わらん、現地で見ないと分からんようなバンド、バンドっていうかDJ。
上) DJなんだね。
は) DJなんですよね。それがすごい良くて。ハウスとゴスペルとかも入ってるのかな、なんか黒人の大きい女の人が歌い上げるっていう感じで。藤井風地蔵は発生しなかったそうですね。
上) 藤井風地蔵対策をしたんでしょうね、そのアーティストが。フジロック側が。
は) Basement Jaxxならなんとかなる。
上) 藤井風に乗れるんじゃないかっていうね。
は) うんうん、じゃないかなと思いますね。
上) 僕だったらTHE BOOMで「風になりたい」よ。
は) そうですね。
上) 多分歌ってもらいましたけどね。
初日:w.o.d.、OGRE YOU ASSHOLE、Hi-STANDARD、The xx
は) なるほどね。なんか個人的に心に残ったアーティストというかアクトを挙げていくと、初日にですね、w.o.d.っていうバンドが出まして、これがですね、大学のサークルの友達なんですよね。
上) w.o.d.。
は) もとよしっていうやつがドラムで。
上) え、ちょっと待って。もとよしって、バンドAの人?えー。
は) そうです、そうです。福岡のローカルの。
上) ローカルでね。ではね、BAND Aとか言ったら分かりますよね。
は) BAND Aのドラムの人がドラムやってるw.o.d.っていうやつを見て、懐かしくなりましたよね。なんか、もとよしの叩き方だなって。
上) 同級生?1個上?
は) 年齢は2個上とかになるのかな、1個上とかかな。
上) なるほどなるほど。
は) あとはOGRE YOU ASSHOLEっていう。
上) あー、懐かしいね、名前は。
は) バンドがいるんですが。
上) うん。
は) これね、今結構後期のゆらゆら帝国みたいな、なんかちょっとミニマルなサイケっていう感じで、良かったですね。オウガ・ユー・アスホール。
上) かなり息が長いですね、オウガ・ユー・アスホールね。
は) 長いですね。
上) 若い頃から聞いた名前ですよ、かなり。
は) 結構こう地道にというか、フェスによくいるイメージ。
上) そんな盛り上がる感じなんですか?
は) フジロックには、ライブ向けっていう感じですかね、音源とかよりも。あとは初日はハイスタですね、ハイスタ。
上) ああ、はいはいはい。見た?
は) 見ましたよ。
上) どうでしたか?
は) 見れてよかったって感じですかね。
上) まあまあ、記念系ですよね。
は) 記念。
上) 一回生で見れてみたいな。
は) なんかそうね、前世紀というか、高校生の時に見てないので、昔がどんなのだったかは分かんないですけど、変わってないなっていう。新曲とかもやってたんですけど、ほんと変わらないなっていう。
上) まあでもね。
は) そこがいいんでしょうけど。
上) 変わらない良さもありますからね、ハイスタのね。
は) 良かったですね、ハイスタ。「STAY GOLD」ね、「STAY GOLD」でしたね。
上) ああ、いいですね。
は) やっぱね、あれが良かったですね、「Dear My Friend」が。ドラムの。
上) ツネさんですか。
は) ツネさんが亡くなって、どうたらっていうMCをした後の「Dear My Friend」だったんで、エモかったですね。
上) まあまあまあ、いいですね。
は) 初日ヘッドライナーはThe xxっていうバンドだったんですけど、これ結構、いろんな無駄な音をそぎ落とした、新しい時代のロックっていう感じで。暗めっちゃ暗めなんですけど、乗れるっちゃ乗れるみたいな。見たのは2度目だったんですけど、昔2017年とかに1回見てて。前回より本当パワーアップして、ヘッドライナーとして戻ってきたっていう感じでしたね。
上) すごいねー。
は) The xxも良かったですね。
上) 全然知らないバンドがいっぱいいるな。
は) でも自分もね、フジロック行き出してからですよ。やっぱ出る人聞いてみてっていう感じ。
上) 確かにね。全てが分かっていくというよりは、行って知ったバンドを聞くようになって、そこからみたいなのが循環する感じですよね、多分ね。
は) そうそうそうそう。
2日目:サーストン・ムーア、藤井風、BADBADNOTGOOD、TOMORA
は) そうですね、2日目は、さっき上がったBasement Jaxxがすごい良かったっていうのと、サーストン・ムーアが来てたんですよ。
上) おー。
は) ソニック・ユースっていうバンドのね。
上) うんうん。
は) ボーカルの方ですけど、もう70近いのかな。
上) あ、そうなの。
は) 多分そんぐらいだと思いますね。
上) ソニック・ユースも年取るんですね。
は) ただ年齢を感じさせない、相変わらずのノイズっていう感じで。ノイズとフィードバックっていう感じで、実物を見れてよかったなっていう。
上) うーん。70代でそんなノイズとフィードバックをやってくれるとちょっと嬉しいですね。急にアコースティックギターとか持たれて、丸くなったなって感じだけど、あの頃のままっていうのは嬉しいですね。
は) エモい感じでしたね、サーストン・ムーア。その後が藤井風とXGもチラッと見たんですけど、でも藤井風はね、良かったですね。なんかすごい良かった。
上) うん。
は) 知ってる曲ばっかだったし。だから、そのあんまり興味を持たずに見て、これもこれも知ってるなっていう感じが、すごいことですよね。
上) まあ、そういうことですね、特に今の時代は。
は) 前世紀のねミスチルとかB'zみたいな感じ。あれも知ってる、これも知ってるみたいな。どこで聞いてんだろうっていう感じやけど。
上) 知らない曲ばっかりな気がしますけど。
は) 藤井風、良かったですね。その後見たのがBADBADNOTGOOD。
上) なんか聞いたことあるぞ。
は) っていうバンドがいまして、これね海外のバンドでインストなんですよ。インストの、ジャズファンクっていう感じかな。超絶技巧ジャズファンクっていう感じで。フジロックはこういうバンドがあるからいいよねっていう代名詞みたいな。ゆったり飲めるし、盛り上がるしっていう。やっぱジャズって生で見ないとなっていう感じがあったバンドですね、BADBADNOTGOOD。その後見たのがTOMORAっていう。
上) おもろ。
は) DJユニットで。これあの、ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズさんとAURORAっていう女性のシンガーの、新しいユニットなんですよね。これがね、結構今年自分の目的というか、TOMORA見たいっていうのがあったんで、すごい良かったですね。TOMORA、ケミカル・ブラザーズそのままな感じと捉えていいんじゃないかなっていう。テクノハウスっていう、日本で言うあれですね、みたいな感じですね。女の子が前で歌って、バキバキの。
上) 中田ヤスタカプロデュースです、みたいな感じの。
は) そうそうそうそう。
上) どれ聞いても中田ヤスタカやなみたいな。けど、歌ってる人にちょっとカラーがつくみたいな。
は) そうそうそうそう。AURORAちゃんがめっちゃ可愛いっていうね。なんかすごい頑張って日本語で喋ってて良かったですね。可愛いなって。でそのトム・ローランズが、その後あの苗場食堂っていう、食堂の横にあるめっちゃちっちゃいステージがあるんですよ。でそこで急遽DJしますって、それも一個サプライズだったんですけど、それがね、夜1時とかですよ。めちゃくちゃ人集まってて。
上) どこで噂を聞きつけたんですかね。一気に情報が回ったのかね。
は) もう多分Xとかで一気に情報回ったんでしょうね。トム・ローランズがこの規模でみたいな。でもう、かける曲もほぼケミカルで、すごい。
上) 大サービスだね。
は) もうヘッドライナーじゃんっていう。
上) そんなサプライズめっちゃやってるのって、今年が特にって感じ?今までもそういうのあったの?
は) いや今年特に、特にじゃないかな。今年特に多かったイメージですね。なんかね、石野卓球のDJに瀧が来るとか、たびたびあるし、今年もあったんですよ。それでも電気の曲は流すとかではないけど。したし、別のアーティストのライブに別の人がフラッと出てきて歌うとか、そういうのはちょくちょくあるけど、ここまでTHE BLUE HERBがやるとか、トム・ローランズがDJするみたいな、そのビッグネームが急にやることって、あんまり記憶にないですね。
上) 面白いね、そういうなんかサプライズがいっぱいあるとね。現地に行ってこそって感じがするよね。
は) うん、行ってこそ。配信では流れないような。
3日目:浅井健一、Geordie Greep、ANGINE DE POITRINE、MASSIVE ATTACK
は) 3日目ですよ、3日目はですね、まず浅井健一見まして。
上) はい、浅井健一出てたんですか。
は) 浅井健一で出てます。
上) はいはいはい。
は) ソロ名義で出てたんですけど、もうほぼブランキーですよ。なんか体感7割ぐらいブランキーやってて。でこれ、今年のなんかライブツアーのセットリスト事前に見てたんで知ってはいたんですけど、なんか今年は偉いブランキーやるなみたいな。浅井健一ソロになってからの初期の曲とか、キャリアを包括するようなまとめみたいなライブを今ツアーでやってたんで、その感じで来るだろうと思って見に行ったら、本当に体感7割ブランキーで、すごかったですね。「D.I.J.のピストル」で始まって、最後「パンキー・バッド・ヒップ」だったかな。「赤いタンバリン」とか「ガソリンの揺れ方」とか、大体やったんですよ。すごかったですね。
上) めっちゃ盛り上がったんじゃない?
は) めっちゃ盛り上がった。嘘やんってなりましたね。
上) ははは。
は) もう見れない、もう見れないバンドの曲なのに。
上) そうだね。
は) 年取って、確かに声出なくなってってて、一時期すごいなんか不調だなって感じるあの時期もあったんですけど、今結構来てる。
上) 仕上がってる?
は) 浅井健一、仕上がってる。その声出ないところのごまかし方というか、歌い方が上手くなったのか、なんか全然気にならない、かっこよっていうのが、もう戻ってましたね。すごかった、ベンジー。
上) ベンジーも結構な年齢になるんじゃないの。
は) 60ならないぐらいかな。
上) 50後半とか60とかなってそうな感じだよね。みんな頑張ってんな。
は) その後にですね、ジョーディー・グリープっていうソロアーティストを見まして、これが本当にすごかったんですよ。
上) ジョーディー・グリープ。
は) ジョーディー・グリープっていう、ブラック・ミディっていうバンドの人のソロ活動なんですけど、ジャンルが不明なんですよね。一応ベースとしてはジャズがあるんですけど、ロックとかファンクとか、実験音楽っていう感じですかね。バックバンドを現地の人で固める人らしくて、ほぼ日本人だったんですよね。キーボードとかドラムとか、それを指揮するかのような、指揮者のような歌と指示。
上) うんうんうんうん、あるね、そういうノリが。
は) よくファンクであるさ、ツータイムみたいなやつあるじゃないですか。ああいうのを結構多用するんですよね。
上) へえ。
は) ライブ感がすごいし、何やってるか分からんくらいの超絶技巧の人がいっぱいおるみたいな。それで、この人まだ26歳なんですよ。すげーなってなりましたね、ジョーディー・グリープ。これはすごかったな。でその次に見たのが、ANGINE DE POITRINEっていう、最近よくSNSでも流れてる、白と黒の水玉の二人組なんですけど。
上) あー、わかるわかる。
は) あれもね、ジャンル不明ですよね。なんかテクノとプログレみたいな。ギターとベースのダブルネックの楽器とドラムの二人組なんですけど、これを見まして、もうなんだろう、今一番勢いがある海外のバンド。今このロックが売れない時代に、めっちゃ勢いがある二人組っていう感じで。
上) うんうん。なんでそんな人気なの。なんかこう色物感あるけどね。そんなことないの、実際ライブ見たら。
は) ライブはね、めちゃくちゃ上手いし、なんかちゃんとしてますね。
上) へー。
は) ちゃんと面白いし。なので本当、1年とかで消えてほしくないバンドですよね。今後も継続してほしいで。世界的に今人気あるみたいなんで。
上) あ、そうなんだ。それこそインスタグラムとかで流れてくるよ、あの人たち。
は) ぜひこの勢いで行ってほしいですけれども。なんかそういう時期のバンドを見ることって今まであまりなかったので、今が絶頂みたいな。良かったですね。これ会場も入場規制になって。
上) あ、そんな人気なの?
は) パンパンでしたね。
上) へぇー。
は) このなんか実験音楽的なバンドをどんどん見たんで、なんかこの3日目結構すごかったですよね、頭が。その裏で平沢進がやってたんですよ、メインステージの方では。
上) ああ、へえ。
は) それも見たかったんですけどね。
上) 見たいよね。
は) 平沢進はめちゃくちゃ音が大きかったらしいです。こんなに音量出るんやっていうくらい音圧がすごかったで。
上) 平沢見たかったな。
は) で最後、見たのがMASSIVE ATTACKですね。MASSIVE ATTACKは音楽自体がすごい好きで、トリップホップで暗いし、音楽自体素晴らしいんですけど、さっき言ってた政治的な批判のメッセージ映像みたいなやつも、日本人向けにちゃんと翻訳されて、日本語でいろんな言葉が出てくるんですよね。戦争とか紛争とか、ガザ、ウクライナとか。そういう話以外にも、SNSのフェイクニュースであったりとか、アメリカとかの軍事費用の使い方とか、世界の軍事費のいくらとか、あとはAIの使い方とか。なんかそういうのをイメージさせるというか、暗喩させるような映像が多くて。なので、なんか直接的に、自分たちはこういう思想があるからこれはダメだっていうことを言うんじゃなくて、なんか問題提起したいっていう意図をすごい感じましたね。
上) なるほどね。
は) なんかこういう事実があるよっていうのを公表するだけみたいな。なんかその辺はね、結構レディオヘッドとかもよくやるようなことだし、特別思想が強いみたいな、そういう風には感じなかったですね。映像自体は強烈やったけど。何つったらいいんかな、アリ・アスターの映画があったじゃないですか。
上) はいはいはい。
は) 『エディントンへようこそ』。なんかそれの音楽版みたいな。あれ系の映画の音楽版。
上) 確かにね。
は) あれ系の映画の音楽版。
上) なるほどなるほど。どっちかっていうことは言わない。悲惨な現状。
は) 現状を。
上) 現実だけをただ映してってことね。
は) それが良かったですね。
上) なるほど。MASSIVE ATTACKは結構SNSとかで、映像とか見てないけど、言ってる人がいたなって感じでしたね、感想。
は) そんな感じでしたね。一応、坂本慎太郎も外から音は聞いたけど、中見てないんで何とも。最近ライブ行ったけん、外でいいかなっていう感じで音だけ聞いてました。そんな感じのフジロックでした。
いいライブを見た後の「消化」の話
上) そんな3日間にいろんなさ、ビッグネームをさ、浴びるとさ、バグらないんですか。
は) バグりますね。とてもいいライブを見ると消化に時間がかかるので、次見ようと思ってたやつを捨てることも多々あり。
上) やっぱあるよね。
は) こうね、フジロックは配信があるんで、家で見てたらねそんな風にはならないでしょうけど、実物見ちゃうとね、食らう時はありますね。Basement Jaxxでめちゃくちゃ盛り上がった後に、このバンドは見たかったけどちょっとパスしようとかもあるし。
上) やっぱ余韻をね、消化するのに時間を使いたいときはあるよね。
は) 逆にフジロックは、全然知らんやんっていう時に行くのが、本当は楽しいのかもしれない。
上) 確かに。変な期待値を持たずに、赴くままに行って感動したりみたいなことですよね。余韻にそのまま浸ってみたりっていう。知ってていくと、ここに行ってここに行ってみたいな。
は) そうそうそうそう、スケジュールが出来上がってしまうので。
上) 確かにね、はいはい、それありそう。
は) それはそれでね、普通の旅行と一緒ですかね。タイムテーブル通り回るのも楽しいは楽しいけど、その場の感動をその場で噛み締める時間があってもいいかもっていうね。
上) そうすると、やっぱりフジロックの回で、過去にフジロックの回を春ぐらいにやったと思うんですけど、あの時出たみたいに、1日なんか見に行くっていうよりは、なるべく長めに行ってゆったり、本当にフジロックという時を過ごすみたいな感覚で行くのが、やっぱり良さそうなフェスですね。
は) 本当そうだと思います。
前乗りと、越後湯沢駅でのタクシー相乗り
上) いいな、いつか行くときはフルで行きたいですね。3日間とか。3日っていうか、前夜祭から行ってたんだっけ。
は) 前夜祭から、なんなら前夜祭の前、前乗りで新潟にはいたんですよ。
上) 何してるんですか。
は) 前夜祭の日の、要するに木曜日の12時に会場、キャンプのところが開くんですよね。
上) はいはい。
は) なので要するに、4日間そこで過ごすわけよね。
上) 木金土日。
は) 木金土日。なるべくいいところを取りたい、キャンプ。
上) そうだね、もうそこを拠点とするわけですからね。
は) そこを拠点とするわけだから、体力の回復がそこだから、なるべく平らで日陰になるような、いいところを取りたいと思ったら、12時に行ってももう遅いかもしれないです。あと11時、10時ぐらいに行って待ちたい。じゃあ前乗りするかになるんですよ。
上) そうだね、そうなるね、確かに。
は) そうでもね、越後湯沢駅っていうところ、新幹線が止まる越後湯沢駅っていうところからシャトルバスで、だいたい40分から1時間ぐらいでその苗場の地に行くんですけど、朝の9時半とか10時ぐらい、9時半ぐらいだったかな、出ようとしたらもうすでに結構な列が、バス並んでるんですよ。これちょっと自分も予想外で、みんな早いなと思ってたんですけど。そしたらなんか男性2人組から声をかけられまして、タクシー相乗りしませんかっていう。でタクシー4人で乗ったら、だいたい1人2500円ぐらいなんですよ。でバスで、シャトルバスで1000円ぐらいなんですよ。倍ちょいかかるけど、この列に並ぶよりかはタクシーの方がいいなと思って。
上) うんうん、確かに。
は) 涼しいし。
上) 相乗りいいね。
は) しかも絶対に座れるし。もう行きましょうつって、お兄さん2人組とタクシー乗って、いろんな、今何回目ですかとかいうフジロックの話をして。会場に着いて、楽しみましょうねって最後に写真だけ撮って、また会えたら一杯飲みましょうみたいな感じで別れてっていう感じでしたね。
上) いいね、そういうの。
は) その後、道ですれ違ったけど、乾杯することはなく。お名前も知らないし。
上) そっか。
は) そんな出会いもありつつ。
上) そういうのいいね、旅の出会いって感じだね。目的地が一つしかないって分かってるからこそね、言えるやつだもんね。
は) まあね。
上) みんなこれフジロックの下地だなって分かるからこそ、安心して声かけるみたいなね。
は) 結構ね、声かけるのも迷ってたらしくて。一緒に乗ってくれそうな人かつ、日本語が通じる人。
上) 外国人でも結構多かったんですか。
は) ていうか外国人多いですね。
上) あ、そうなんだ。
は) 異国の地で急にさ、一緒にタクシー乗りませんかって言われるの、めっちゃ怖いじゃないですか。
上) うんうんうん。
は) 日本人しか無理だなと思ったらしくて。
上) そうだね。
は) まず日本人で、2人で乗ってくれそうな人で。そんな感じのフジロックですかね。
上) うんうん、確かにタクシー相乗りっていいね、フジロックね。いつか行きたい、フジロック。
来年は30周年、次はサマソニ
は) 来年はね、フジロック30周年なんですよ。なんかまあ公式がどう打ち出すか分からないですけど、コロナで1回中止になってるんで、30回目ではない、29回目。
上) 29回目。
は) ただ苗場、新潟の地になってからは27回目とか、なんかいろいろあるんですけど。97年にスタートしたフジロックなので、おそらく2027年は30周年。
上) 周年か。
は) 30周年でやると思うんですよ。なので結構豪華にしてくるんじゃないかなと思ってるけど、どうだろうっていう。
上) 難しいね、確かに。第30回を30周年とするのか、単純に時間で30周年とするのかね。
は) そうそうそう、年で見るのが。
上) 難しいね。
は) 私はですね、次はサマソニが控えてまして。
上) え、いつあるんですか?
は) サマソニは8月中旬ですね、お盆の頃。
上) あー、お盆時期。
は) サマソニはですね、今年25周年なんですよね。でまあ豪華なラインナップが揃ってまして、パッと出てくるストロークスとか。
上) はい、はい。
は) Adoが出るのかな、Adoが出るとか。あとデイヴィッド・バーンですね、トーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンがレジェンド枠で出るとか。あとカサビアンとかも出ますし。
上) カサビアン懐かしいね。
は) 結構ね、ラルクですね、L'Arc〜en〜Cielが出ますね。個人的に注目しているのはエンドリケリーですね、堂本剛のエンドリケリー。今ね、名前がエンドリケリー10になったのかな、エンドリケリー・ドットみたいな。
上) 付いていくの、セブンとかエイトとか。
は) いや、あの10じゃなくて、エンドリケリー・ドットですね。
上) ああ、あれね。モーニング娘。と一緒の考え方ですか。
は) エンドリケリーが結構楽しみ。
上) それは確かに、点がついたことでどうなったのか。
は) どうなったのか。サマソニはですね、フジロックとは違ってもう酷暑、おそらく38度ぐらいまで上がるだろうと見込んで。
上) ちょっと、どこであるんだっけ。
は) 千葉ですね、幕張、幕張メッセ。
上) 幕張、幕張メッセって暑いの。
は) 幕張メッセとスタジアムと、その横にあるビーチ、この周辺一帯で行われるんですよね。
上) あー、はいはい。
は) なので幕張メッセに引きこもれば、そこまでじゃないかなと思うけど、結局移動するんで、おそらくかなり暑いだろうっていう。
上) そうなんだ。涼しいと思い込んでたよ、サマソニは。
は) いや暑いですね。なんなら個人的にはフジロックよりきつい。
上) なんか密集してるイメージあるよね。都市部であるし。
は) そう、フジロックの方がゆったりしてる。サマソニの方が、暑いってなるタイミングが多かったようなイメージがあるけど。ただサマソニ行くの結構久しぶりなんですよね。6年か7年ぶりぐらいで。なので楽しみですね。
上) そんなに行かないんだね。フジロックは毎年行ってるよね。
は) うんうん、そうそうそう。
上) なるほど、25周年に合わせてね、今回は。
は) 25周年でね、ちょっとメンツが良かったんで、今年は行こうと思って。
上) レポートも聞けるということですかね。
は) そうですね、次回か次々回か、あれかなと思います。というわけで、この番組の文字起こしや関連記事はculative.comで掲載されてますので、そちらもぜひご覧ください。それではまた、さようなら。
上) さよなら。
